ローマ人の物語 (28) すべての道はローマに通ず(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (28) すべての道はローマに通ず(下) (新潮文庫)

主に水道橋について述べられています。
ローマ帝国時代、水はかけ流し状態で町を流れていて、汲んできて使えば無料だったそうです。ローマ帝国のどの町もほぼ同じレベルで水が引かれ、公衆浴場があったために衛生状態がよく、流行病の発生がその後の時代よりもずっと低かったそうです。
また、建設方法にも言及されています。イタリアやフランスを旅行すると、ふとした時にその一部を見かけます。何本もの水道を延々と作っていたことを考えると気が遠くなりそうですが、実はものすごいスピードで作り上げられていたそうです。どうやって作ったのかなんだか気になってきます。