ローマ人の物語 (20) 悪名高き皇帝たち(4) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (20) 悪名高き皇帝たち(4) (新潮文庫)

ネロについて。「暴君ネロ」と言われますが、特に前半は善政だったようです。
母を殺し、最初の奥さんを殺したのにはかわりがありません。ただ、ローマの町に火を放った張本人、のように世界史で教わった気がするのですが、そういうことではなさそうです。実際その時も復興に向けて手を打つのは早かったとか。
でも、詩に現を抜かし、周囲の人を殺し…だんだん統治力に問題が出てきて、周囲がNOを突きつけ、自害に至ったようです。