8・9日目

あー、お買い物が(ニースからパリ、パリから成田へ)

早起きして荷物のパッキングを完了し、朝食開始より早くにブレックファーストルームに行き、強引に朝食を始めさせていただく。嫌な顔をされなくて良かった。
チェックアウトをしたらなにやら税が必要だとか。聞いてないよ。と思ったけれど、たいした値段じゃないし、8時過ぎに空港に着くためには今はやり過ごすべきときなので、払うだけ払ってバス停へ。一向に来ないバスに痺れを切らし、タクシーに切り替えようかと思った頃にバス。
乗ったら意外と早く着きました。20分くらい。
ニースの空港は広いけれど、今はがらんとしています。混んでいる頃はごった返すのだろうなと思いつつ、手荷物検査を受けたら友人が引っかかった。
ロンドンのテロ未遂以降の水分を含んだものを別扱いしなくちゃならないという分。
私の手荷物にも実は化粧水が入っていたけれど引っかからず、彼女のパソコンチェックが元でポーチなども開けることになったというわけ。
はみがきやリップクリームもビニール袋に入れて所持するように、とのこと。
その人はとても丁寧で、チェックされてもそんなに嫌な気分にはなりませんでした。

ニース空港内のお店でお土産のジャムを買う。
飛行機に乗ったところまではいいけれど飛行機が飛ばない。
話によるとパリでひどい霧が出ていて、待つように管制で支持されたというアナウンス。
1時間近く遅れて、ものすごい速さで飛ぶ。途中シャモニーの頂上だけが雲間から見える。

パリ上空まではあっという間なのに、上空で長い間ぐるぐる。外を見ていると、周りにもたくさんの飛行機がぐるぐると飛んでいるのが飛行機雲や機影が光る様子でわかる。
やっと着陸するとき、雲に入ったと思ったらすぐランディングで驚いた。雲海に見えたのは霧の海だったのです。
霧の濃さがひどくて、景色は全く見えず。
しかもディレイなので国際線に乗り換えの人は行き先別に振り分けられて手荷物検査の列へ。
ああ、たっぷりお買い物をするはずだったのに。というのも、これまで最低限しか買ってなかったのです。
今度の検査はひどい。私も引っかかる。靴も脱がされるしさっき買ったジャムは持っていかれてディレクターの確認をとっている。空港で買いましたったら!!と腹立たしく思う。
戻してもらったジャムを突き返されながら、「今度からきちんと封をするように。わかったわね!」というので「あー、わかりましたよ!」と言い返す。お店で買ったというのにどういうこと?と言おうかと思ったけれどさらに不愉快になるだけなのでやめた。しかも、かばんの中の化粧水はチェック漏れ。何なんだろう、あの検査。
ニースの検査官はなんていい人だったんだろうと友人と言い合う。
やはりいなかの人は親切な人が多いんじゃないか、という結論に達する。


またまた飛ばない飛行機。
急いで乗ってくださいというからさっさと乗り込んだというのに周りは全然人が入っていない。
国内線も国際線も濃霧のために時間がめちゃめちゃになっているらしい。
乗ってから1時間くらい(予定時間からは2時間)経って、まだ空席があるのにフライト。とりあえず、ちゃんと予定機に乗れたから良いことにしておかないと、という気持ちになる。
機内では行きがけ不調だったシステムがまともに動いていたので映画を楽しむ。
パイレーツオブカリビアン2(英語版)」を全部と「明日の記憶」の後半30分。
寝ようとしたけれど、なんだかごたごたしていた気分を引きずっていてちっとも眠れなかった。
成田には1時間くらいの遅れで到着。
友人に写真のデータを送ることを約束して別れる。

数少ないお土産の数々。皆さん、空港の買い物をあてにするのはやめましょう〜。