春の気配

晴れている時間が長くなってきました。1時間ほど洗濯物を外の風に当てる、ということが出来るようになってきました。長いと半日外に干しておくことも。といっても相変わらず突然雪が降り出すこともあるので、目を離すときは部屋にしまいます。
先日、歯のチェックをしに歯医者さんに行ったときに歯科助手さんとおしゃべりしました。こちらで生まれ育った人は逆に冬でも外に布団干しが出来るということそのものが不思議なようで、どんな感じなのかなあって言っていました。なるほどね〜。

オークランド−成田

旅行って出かけたら後が早いですね。
ニュージーランドは夏でもさわやかな気候で過ごしやすかったです。朝晩はシャツ1枚では寒いくらい。日差しはきついから、帽子や日焼け止め、サングラスは必需品です。でもどこに行っても高いビルなんてなくて、オークランドに着いたら「わぁ、高層ビルだ」って思うほどです。英会話教室ニュージーランドの人がいて、暑いだの人が多いだのと言っていたのを思い出します。そりゃ、夏があの程度だと日本の夏はまさに1日中サウナにいるようなものだわ、と思ったのでした。
全般的にとても楽しく過ごせて大満足。マウントクックが晴れていたらパーフェクトだったんですけれど、お天気はその場の運みたいなものですね。帰ってくる頃にはまたどこか行きた〜い、と思っていたのでした。

ロトルア−ワイトモ−オークランド

ワイトモでツチボタルを見学。
テ・アナウ洞窟は鍾乳洞になっていて鍾乳洞とツチボタルを見るツアーです。
ツチボタルはハエの一種の幼虫だそうです。暗闇で青色LEDみたいな感じで光ります。明滅しないで光りっぱなし。ハエの一種というと嫌がられるけれどツチボタルの名前がついてから日本からの観光客が増えたそうです。写真は全面的に禁止なので撮影できなかったのですが、それはそれはきれいです。

洞窟の入り口

洞窟を出たところ

途中で昼食休憩、その後ずーっとバスに乗ってうたた寝をしているうちにオークランドの市街地に入っていました。牧場と市街地の境目を見られなかった…。

オークランドのスカイタワー。登りませんでした。25ドルもするなんて。

海辺の景色

この日のツアーは全部英語ガイドでした。海外旅行している感が溢れた一日。日本語ガイドがつくと、ドライバーさんとガイドさんの2人ですが、英語ガイドはドライバーさんがインカムつけてしゃべるワンマン運行です。1日中100キロくらいで走りながら説明するって大変…。でも、どの地域でも少なくともこのツアー会社はそうやって運行しているみたいです。ミルフォードサウンドなんて、1日の行程は往復で600キロもあります。すごいです。

クイーンズタウン−ロトルア

プロペラ機でロトルアへ。これまで南島にいましたが、これからは北島です。
ロトルアは温泉があるところです。日本でよくあるような温泉入浴施設(こちらでは水着を着てはいるけれど)などもあったりしますが、今回は見るだけ。

マオリの家なども展示されています

独特の紋様。目の部分はあわびの貝殻

泥温泉でぽこぽこ噴出しています。

間欠泉、水蒸気で見えにくいけれど。

公園のところどころに蒸気が。ある日突然噴出すと、立ち木も枯れます。すごいときは民家の床下から噴出することもあるそうです。
そして、またまた羊の毛刈りショー。今回の方が大規模です。ここの先代の牧場主さんが大阪万博で毛刈りショーをやってくれ、と言われてやったら見物する人に喜ばれたので、帰ってから毛刈りショーをする施設を作ったそうです。世界中から見に来てました。ショーの同時通訳システムも入っていました。

段に勢ぞろい。羊って19種類もいるそうです。

使用前?

使用後?

この後、夕食にマオリショーなるものを見てきました。内容がわからないからなんともいえないけれど、見ていて面白かったです。

ミルフォードサウンド

nami-i2008-02-11


日帰りバスツアーです。各ホテルでピックアップされたお客さんが乗り込んで、クイーンズタウンを離れます。

隣村で、機関車がいるのをバスのドライバーさんが発見。「珍しいから行ってみよう!」と連れて行ってくれました。見学もその場でガイドさんが交渉、あっさりOKされて、写真撮影しました。ちなみにこの日のドライバーさんは日本語ペラペラ、運転滑らかな方でした。

ミラーレイク
湖が澄んでいて、湖面によく映ります。看板の字が逆さになっていて、湖面に正しい向きにMirror Lakeと表示されています。

休憩がてら立ち寄った小さな渓谷(キャズム
水の流れでくぼんだ岩に小石が踊り、岩を削ってついに貫通させてできた穴の造形美。

ミルフォードサウンドに着いたときは雲に覆われていました。道中雨が降っていたけれど、かろうじて曇り。
舟に乗って出発後、昼食。食後は思い思いに景色を楽しみます。風が強かったけれどデッキで景色を見ていました。

オットセイの群れ

縦に白いものは滝。雨の後、岩盤を滑り落ちる水で、名前のない滝もたくさんあるそうです。

あの陸地の先はタスマン海峡。そのずっと先はオーストラリア。

向きを変えて帰ります。いかにもフィヨルド、という風景が続きます。

船を下りる頃はすごくいい天気。ここでいい天気にめぐり合うのは珍しいそうです。
この後、同じ道をたどって宿泊先に帰りました。1本道で、他にルートがないのです。

で…ちょっとあまり良い話ではないので小さい字で。この日の夜はちょっと環境悪かったです。旧正月で中国から団体ツアーで来ている人が大勢いて、私たちの部屋の上や横は中国の人だったのです。室内は禁煙なのにタバコを吸って、コネクティングルームだったのでドアから煙が流れてくるし、マージャンを持ち込んでいて夜中までわいわいジャラジャラするし、子どもは夜中まで騒ぐし走り回るし…。ドアの隙間にタオルを詰めて、疲れを借りて寝てしまったのですが。昔の日本人の団体ツアーもこんな感じで嫌がられたりしたんでしょうか。考えさせられました。翌朝、チェックアウト時にフロントに話だけはしたのでした。
個々人は悪い人ではないと思うのです。トイレ休憩で並んでいたら、奥の方を指し示しながら声をかけてきてくれた人がいました。たぶん、奥の方はあいているよって教えてくれたんだと思うのです。
旧正月(今頃の時期、毎年日付は変わります)、国慶節(10月1日)の頃に旅行に行くときは覚悟しておいた方がいいかもしれません。というより今後中国の人がもっとお金を持つようになると、もっと大量に旅行者が出て、ホテルを取るのも難しいなんてことが将来起こるかも…。