3日目

モンサンミッシェル日帰り旅行

友人は本当は電車で行きたかったのです。座席指定券さえ買えば良いチケットを持っていたので。けれども乗り継ぎが必須で、さらに到着駅からバスに乗らなくてはならないのに、初めてのフランスで要領がわからないので、最初は行くことそのものをやめようと私は言っていたのです。
が、初日の到着時にこれまでに聞かない安さ(125ユーロ)の日帰り旅行を紹介されたので、これなら行く、と私が言ったので友人もしぶしぶ承知。朝7時にオペラ座の近くに集合。


このツアーの売りは早めに行って、休憩場所に他社ツアーより先に到着することと、途中で小さなノルマンディーの雰囲気たっぷりの村に立ち寄ること。
休憩場所に確かに1番乗り。トイレに並んでいるうちに他社ツアーが続々と到着して、屋外まで並ぶ有様です。日本みたいに数がないから。でも、女性が男性トイレにどんどん入っていく様は異様で見苦しい…。これが週に3回は繰り広げられているらしいです。こわ。


こちらが、ノルマンディーの村。下はバスの窓から小さく見えるモンサンミッシェル

モンサンミッシェルは今、日本人の中でとても流行っているそうです。他社ツアーもあわせてこの日1日で7台ものバス!だから行ったら日本人だらけです。現地はオフシーズンにこれだけ来てくれるのはありがたいようです。

見てしまうと、行った方がいい、って言いたくなります。ただ、テレビ番組は特別に通してもらっているところがたくさんあるので、同じだけ歩いて回れると思わない方がいいです。
それと、天気にも左右されると思います。着いた頃に雲ひとつない空になったので、とてもいい印象ですが風雨にさらされていたらとても惨めかも。さらに、高速を降りてからの農道はトップシーズンは渋滞が相当激しいそうです。

大天使ミカエルが尖塔にいます。この天使のお告げで教会が立てられたのでした。

こちらは善悪をはかるお方。

回廊から見た中庭。


教会が崩れたことがあり、その後立てられた部分はとても太い柱です。

上の写真の車輪の中に人が入って歩くと、下の写真のレールを伝ってトロッコが上がってくる仕組み。牢獄に使われた時代は囚人が車輪の中を歩き、食料を荷揚げしたそうです。



ジャンヌダルク銅像。彼女がここにいたわけではないのですが、英雄的な行動は大天使ミカエルのお告げから始められたので立てられているそうです。彼女の目の先には尖塔の上にいるミカエル。

ノルマンディーの旗。

帰ったら8時前。12時間以上かかっています。が、電車&バスだともっとかかっているはず。お金をかけてしまったけれど無理しなくて良かった、と思いました。
あと、5ユーロプラスしてもいいからランチバッグをつけてくれるとなお良かったかな。というのも、現地到着時間は1時半ごろで、出発は4時ごろなので、見るのに時間をかけていると食事ができないのです。